藁灰の手作りこんにゃく

稲藁を燃やしお湯に浸けてしばらく置きます。成分を抽出します。

 

※白くなるまで燃やさず、黒く燃えてすぐ浸ける。

稲藁の炭をざるに揚げます。

ざるに揚げた稲藁の上から、抽出液を注ぎます。

なんどか繰り返しました。

そうすると稲藁の炭がフィルターになって、お湯の不純物がとれて色がきれいになりました。

できあがった、こんにゃくを固める成分が入った抽出液です。

最後は、ろ過します。

掘りあげた、3年もののコンニャク芋です。

小さいのは2年物かな。

皮をむきます。

皮をむいたコンニャクを、抽出液の中に浸けながらすりおろします。

 

※空気に触れないように、液と交わるようによく混ぜながら(重要ポイント)なめらかな食感になる。

すりおろしたコンニャクと抽出液がよく混ざった状態。

 

これを1晩、寝かせました。

湯のみで、ヘリからすくう。

 

 

 

 

 

手のひらで転がすように形を整える。

 

※湯飲みをたくさん用意して、すくったものが落ち着くまで約1時間置いたら形が整いやすい。

湯飲みの数、約40個/1kg

最初は85度でゆっくりと茹でる。(10分間)

浮かんできたら、ぐらぐらと茹でる。(40分間)

できあがり。

 

何年も失敗しましたが、今年は稲藁の灰で固めることができました。

おしょうゆとオリーブオイルで食べる、刺身コンニャクがおススメです。